おばちゃんはどう生きるか

40代更年期と入れ歯問題始まりました。

赦すとは。

「Pが今度こっちに来る用事が有って、その時うちに泊まりに来たいって。あなたにも暫く会ってないから会いたいってさ。」
Pとはオットの実姉である。

胸がザワザワして苦しくなった。直ぐに色々フラッシュバックしてくる。

Pは、私にとって異次元の人だ。まだ義母が元気で恐ろしかった頃、P も同様に私に容赦なかった。
本当に忘れられない。

人は、自分にとって不都合な記憶は忘れるように出来ているらしい。
でも攻撃された記憶は忘れられない。

会いたい?まさか。私は全く会いたくない。もう二度と会わなくても良い。色々な思いが蒸し返されて悲しくなるから。pの顔を見ると、彼女から発せられた数々の言葉で頭が一杯になって、おかしくなりそうだから。

昔、義母は本当に酷くて余りの事に私は暫く距離を置いたほどだ。その内容は書ききれない。
そもそもは私の母がとにかく悪い、非常識だからと罵詈雑言を吐き出した事に端を発し、それを庇う私に矛先が向き、オットが私を多少援護するとそこからは一気によくあるイビりになった。
その間pは傍観し、義母側についていた。
時に私にも直接的に攻撃した。

私が距離を置いたのは、誰から見てもおかしいと思ったからだ。それまで恐くて機嫌を伺って何を言われても黙っていたが、我慢の限界が有るとき来た。

約2年ほど距離を置いた後、義母が謝ってきた。
オット曰く、人生で彼女の口から謝罪の言葉を聞いたのは初めてとの事。
私も赦した。私の至らなかった点もあっただろう事も侘びた。その後、一切義母は私に文句を言わなくなった。私も普通に帰省し、時折電話してコミュニケーションをとるようにした。
今は病気で言葉は殆ど話せないが、行くと私をジロリと睨む。やっぱり私の事は嫌いらしい。
でも、彼女は解りやすかった。何でも口にする。大嫌い!非常識!結婚させなきゃ良かった、こんな娘と。前の付き合ってた彼女と結婚させときゃ良かったわ!等々。

まぁここまで言われたら元に戻せない感じもするけど、本当の意味で悪い人では無いと私は判断した。だから赦した。


pからは謝られていない。
しかし、それが赦せないというより、何時も形勢有利な側につき、それが逆転すると態度をころりと変えるその狡猾さが恐い。
大抵無表情で傍観、時々義母に応戦、陰で私達の悪口を義母に言ったり、私への悪口もオットに時々言う事も。(←オットもわざわざ私にそれを言わなくても良いのに)

一見穏やかで、軟らかな口調だが、腹の中を知っている。それが反ってとても気持ち悪い。

しかし、あちらはとうに忘れているようだ。
私はやむ得ず会ったら普通に対応するが、わざわざ会う機会を持つつもりは無い。

でも、それは心が狭いのか。
いつまでも過去を引きずるのは駄目とは思う。

おばちゃんが世の中で一番距離を置きたいp。